第16回 全日本実業団高壮年剣道大会で
パパ、念願の入賞!
( 表彰式後、会社剣道部の皆さんと記念撮影 )
平成25年3月9日(土)、パパが一年で最も思い入れのある
全日本実業団高壮年剣道大会が開催されました。
この大会は全国の40歳以上の実業団剣士による個人戦で、
六段以上の部と五段以下の部に分かれて優勝が争われます。
( パパは五段以下の部に出場しました )
パパは41歳の時にベスト8に残ったことがありますが、
その時は、最後の試合中に肉離れをおこし悔しい負け方をしてしまいましたので、
毎年、その時のベスト8の壁を超えることを目標に
この大会に臨んできました。
しかし、それ以降ベスト8どころか
一回戦、二回戦を突破するのも容易ではなく、
なかなか自己記録更新のチャンスは巡って来ませんでした。
あれから6年、遂にパパの悲願が達成されました・・・
朝7:40、会場の東京武道館に到着。
8:00開門ですが、既に入口前には大勢の人だかりが出来ています。
(東京武道館)
正門前には大きな看板が掲げられ、
いやが上にも気持ちが盛り上がってきます。
8:00に開門となり、会場で着替えていると、
普段 実業団の関係でお付き合いさせて頂いている方々をはじめ、
大学や高校剣道部の先輩、同期、後輩、
地元剣道連盟の関係でお付き合いさせて頂いている方、
そしてネットを通じてお付き合いが始まった方など、
同世代の知り合い、懐かしい友人・知人と結構お会いします。
こういうところも、この大会の魅力の一つです。
開会式、日本剣道型演武の後、いよいよ試合開始。
各コートで熱戦が展開されます。
パパの初戦は21試合目。
試合の順番が徐々に近づいてきました。
一回戦
初戦のお相手は、小柄ながら着装がカッコ良く、いかにも強そう・・・
正攻法の剣道で、スピードのある方でした。
試合開始から終始攻め込まれていましたが、
唯一、パパが先手を取って打ち込んだコテ−メンが何と一本に。
(守勢に回っていたパパが突然打ち込んできたので
お相手の方も驚かれたのかも知れません)
この一本を守り切り、パパはヒヤヒヤの初戦突破です。
( 1分29秒 5,725KB )
赤いタスキがパパ。
まずは初戦を勝てて良かったです。
二回戦
二回戦のお相手の方も正攻法で綺麗な剣道をされる方でした。
長身の方でしたがフットワークが軽やかで、若々しい感じです。
(でもパンフレットを見たらパパと同い年でした)
この試合も全体的には押され気味でしたが、
またまた数少ないチャンスに放ったパパのコテ−メンが一本に。
パパは調子の良い時はコテ−メンを打てるのですが、
状態によって、打とうと思ってもコテ−メンを打てない時があります。
コテ−メンを試合で打てるか打てないかが、その日の調子を計る
ひとつのバロメーターとも思っているのですが、
今日のパパは調子が良いみたいです。
パパはこの貴重な一本を守り切って、またまた一本勝ち。
二回戦も何とか突破することが出来ました。
( 1分25秒 5,431KB )
白いタスキ、背の低い方がパパ。
ちょっと体勢の崩れたコテ−メンでしたが、
良いタイミングで打つことが出来ました。
三回戦
お相手の方は、剣尖の攻めが非常に厳しい方でした。
途中、お相手のコテに旗が一本上がりヒヤッとしましたが
何とか凌ぎ、延長戦に突入。
最後はパパが苦し紛れに放ったコテ返しメンが一本となり、
パパ、薄氷の三回戦突破となりました。
ふーっ・・・
( 2分04秒 7,900KB )
赤いタスキ、背の低い方がパパ。
最後のメンは相当に竹刀の根元でしたが、
タイミングが良かったのか、ラッキーな一本でした。
四回戦
四回戦のお相手は過去に三位入賞のご経験もある
お強い方でした。
特に前に出るパワーというか圧力が凄くて、
パパはたじたじでした。
ラインを背にして戦うことも多い展開でしたが、
中盤、パパの放ったコテが旗二本ながら
かろうじて一本に。
終盤は防戦一方でしたが、何とか時間一杯持ちこたえ、
一本勝ちで四回戦も突破することが出来ました。
( 2分22秒 9,013KB )
白いタスキ、背の低い方がパパ。
ビミョーなコテでしたが・・・
五回戦
お相手の方は、過去に本大会優勝1回、準優勝1回、三位3回(昨年も三位)の
実績を残されている有名な方。
この大会の五段以下の部のヌシといった存在の方です。
五段以下の部に出場されている多くの方々にとって
この方との勝負が上位入賞へのカギというか、
パパにとっても今日一番のヤマ場を迎えたといった感じです。
気持ちのボルテージが最高潮に達した状態で、いよいよ試合開始。
パパよりも小柄で、パパよりも5つ年長の方ですが、
非常に若々しい動きで、パパは試合開始直後から
多彩な技に翻弄されっ放しでした。
何度も何度も危ない場面がありましたが、
何とか凌いで延長戦に突入。
その後もヒヤヒヤの連続でしたが、
延長が長引くにつれてお相手の方に変化が見え始めました。
鍔迫り合いになると明らかにお相手の息が上がっていて
苦しそうです・・・。
非常に若々しい剣道の方ですが、そうは言っても
パパよりも更に5歳年長の方。
スタミナの面ではパパの方にアドバンテージがあるみたいです。
そのうち、動きにも変化が表れ、
パパが前に出ると、始めは鋭い返し技を打ってこられたのですが、
のけぞってよけるような動きに変わってきました。
パパ、ここはチャンスです。
前に出ながらメンに行けば出端コテはなさそうです。
パパは面打ちにスピードも飛距離もないので、
滅多に飛込みメンを打たないのですが、
ここは飛込みメンに全てを賭けてみることにしました。
思い切って間合いに入り、お相手の方がのけぞるところ
メンに飛び込んでいくと、
お相手の方はのけぞりながらも返しドウを打ってきました。
一瞬、ドウをよけようかと迷いましたが、
(ここは打ち切るしかない、いけるタイミングだ!)
と思ってそのままメンに・・・
パパのメンとお相手の方のドウと旗が割れましたが、
2対1、パパのメンが一本となりました。
(お相手の方はちょっと不満そうでしたが・・・)
有名人を相手に何とか勝利することが出来、パパは6年ぶりに
準々決勝にコマを進めることとなりました。
( 3分23秒 12,895KB )
白いタスキがパパ。
お相手の方のスタミナ切れに助けられた感がありますが、
パパにとって、今日一番の試合でした。
準々決勝
遂にコート決勝です。
折角 五回戦に勝利することが出来ても、
ここで負けたら6年前と同じ、表彰状ももらえず、
パンフレットに名前を残すことも出来ず、
「剣道日本」、「剣道時代」に顔写真が載ることもありません(←何だソレ)。
ベスト4とベスト8では大きな差があるんです!
ここでホッとすることは出来ません。
準々決勝はどんなことがあっても勝ちたい、
それをモチベーションにあれから6年間、
稽古を続けてきたといっても過言ではありません。
その大事な準々決勝がいよいよ始まりました。
お相手の方は、九州の強豪実業団チーム所属の方で
パパと対照的に綺麗な剣道をされる方でした。
ここまで来ると、高壮年の方々は
皆さん、相当に疲労が溜ってきている感じで、
お相手の方もお疲れのご様子でしたが、
雑誌に顔写真を載せたいという自己顕示欲の強さで
パパの方が若干勝っていたのか(?)
パパの放ったコテ−メンが今日三度目の一本に。
虎の子の一本を最後まで守り切り(←二本目も狙いに行こうとする気合が足りない)
パパ、念願のベスト4、
三位決定戦がありませんので、入賞 確定です!!
や、やった〜!!
( 1分33秒 6,000KB )
赤いタスキがパパ。
パパ、遂に念願の入賞です。
準決勝
ついに未知の領域、準決勝にやって来ました。
準決勝のお相手は過去に準優勝1回、三位2回の実績のある方。
もちろん、お強い方なのですが、
パパよりも年齢が9つ上で、
しかも試合進行の関係で
準決勝の前に十分休憩のとれたパパと違って
先ほどまで準々決勝を戦われていたので、
スタミナの面ではかなりパパの方が有利な感じです。
実は同業社剣道大会でもよくお会いする方で
お手合わせは今までありませんでしたが、
初めてお会いする方よりは
精神的にリラックスして戦えそうです。
(パパの会社の同僚が対戦している様子も
今まで何度か拝見しておりますしね)
果たして、準決勝が始まりましたが・・・
僅か30秒、二振りで二本負けでしたあぁ〜。
ガ〜ン・・・
ガ〜ン・・・
ガ〜ン・・・
ふたふりかよ・・・ここまできて。
う〜ん、張りつめていた緊張感が、ちょっと途切れてしまいましたかね・・・
今まで一試合、一試合に集中してここまで勝ち上がってきましたが、
三位入賞が確定したことと、準決勝のお相手が顔見知りの方だったことで、
少しホッとしてしまったのでしょうか・・・
お相手は準優勝、三位の経験がおありですので、
「今度こそ優勝!」という執念が
パパよりも強かったのでしょうね。
(でも、ぐやじぃ〜)
( 1分01秒 3,919KB )
赤いタスキ、背の低い方がパパ。
見るも無残に秒殺されました・・・
結局、パパに勝った方が決勝戦も勝たれて、
優勝されました。
決勝戦は中央にコートを作り直して
観客全員が見つめる中でただ1試合だけ行われます。
あー、あの舞台に立ってみたかったなあ。
(そこで二振りってのもカッコ悪いですけどね)
三位入賞という結果には満足出来るものの、
最後の負け方が悪すぎて嬉しさも半分といった感じでしたが・・・
閉会式
![]() |
![]() 表彰状を受けるパパ |
表彰式の後、会社剣道部の皆さんと記念撮影。
着替えて会場の外に出た所で胴上げまでして頂きました。
その後、皆さん残って頂いて駅前の居酒屋を貸し切り、
パパの三位入賞を祝って下さいました。
色々な皆様からお祝いのお言葉を頂くと、
負けた時は嬉しさ半分、悔しさ半分でしたが、徐々に
(あー、やっぱり入賞できて良かったなあ・・・)
とじわじわ嬉しさの方が勝って込み上げてきました。
こうして今年のパパの高壮年大会は終了しました。
パパは昨年の高壮年大会で負けた後、以下のようなことを書いています。
--------------------------------------------------------------------
パパはテレビゲームというものをやりませんが、
恐らくゲームというものは
○面をクリアできないと、悔しくてクリアできるまで何度もトライするのではないでしょうか。
この大会に対するパパの思い入れはそれに似ているような感じがします。
自己ベストをクリアできるまで、執念で何度でもチャレンジするつもりです。
ただゲームと違うのは、
ゲームは何回かチャレンジするうちにコツを掴んで、
2面までしかクリア出来なかったのが3面に、次は4面に・・・と上達していくと思うのですが、
この大会は、年を重ねるうちに体力、集中力の面で
益々 勝ち上がるのが難しくなっていくことなんですよね。
それをどうやって切り拓いていくか、そこが問題です。
---------------------------------------------------------------------
パパは今日、これはちょっと違うな、と思いました。
五段以下の部で優勝された方は56歳、
そして六段以上の部で準優勝された方は64歳だそうです。
年齢とともに体力、集中力が落ちて来るのは
医学的にも間違いないとは思いますが、
それによって剣道が弱くなるのはまだまだ先の話みたいです。
それに剣道は体力だけではありません。
たとえ体力が衰えても、集中力については高齢の方でも
衰え知らずの方もいらっしゃいます。
剣道は本当に奥が深いな〜と思いながら、
深夜の帰路につくパパなのでした・・・